2021年も大変お世話になりました。

みなさまこんにちは。中国四千年と申します。

気づけば二年以上ほったらかしてたこのブログ、なんとなくまた動かしたくなったのでちょこちょこ書いていけたらなと思います。

 

一応近況報告をしますと、ブログを動かしていた頃と何ら変わらないただのしがないオタクなのですがいろいろあって2020年の5月からアニソンDJなるものを始めました。

あんまりうまくもないし自分の好きなようにやってるだけですが、とっても楽しいです。

ちなみに年明けからはDJとしてイベントに出る際の名義が「Ch4i(チャイ)」になります。もし名前を見かけたら「がんばってるなあ」ぐらいに思ってもらえるとハッピーです。

 

さて、軽い近況報告も終わりましたのでここから本文。

 

2021年はこれまで以上にたくさんの方々にお世話になりました。

感謝の気持ちはいくら伝えても伝えきれないです。

北海道から大分まで、ほんとにいろんな人にやさしくしてもらってなんとお礼を言えばいいのか。

皆様のおかげで僕は生きていられています。本当にありがとうございます。

皆様への感謝の気持ちをしたためながら一年を振り返ろう……

 

……と思ってましたが、僕に真面目な文章は似合わないのでやめます。

好きな物の話します。今決めた。

 

僕のツイッターをフォローしてくださっているみなさまならご存知かと思いますが、僕はいわゆる「幼なじみ」属性が本当の本当に大好きです。

 

ということで今日は一年の振り返りではなく「幼なじみ」について語ります。

真面目な文章を期待していた方はブラウザバック!

 

 

1.「幼なじみ」属性

幼なじみ。いい響きです。

読んでの字のごとく小さい頃からの仲良しさんですね、

ちなみに辞書を引くと

幼馴染み

読み方:おさななじみ
別表記:幼馴染、幼なじみ、幼な馴染

幼い頃から仲が良い人、あるいは物心ついたときからの顔馴染みなどを意味する表現

(引用:幼なじみの意味や定義 Weblio辞書

 

と書いてあります。素晴らしいですね。

ちなみに幼い頃から親の仕事の都合で転校続きだったぼくには幼なじみはいません。

死のうかな。

 

辞書的な意味は上述の通りで、日本の文化的にそういった事象が多かったのか古くから『伊勢物語』や『大和物語(筒井筒)』などの文献で取り扱われています。

近年でもアニメやライトノベルなどフィクション作品ではメインキャラクターに主人公と幼なじみという関係の人間が登場することが多いです。

例えば鋼の錬金術師(著:荒川弘)のエドワード・エルリックウィンリィ・ロックベルがそうですね。(「俺の人生半分やるから~」は本当にいいセリフだと思います。)

他にも僕が好きなキャラクターでいえばのうりんの中沢農や女神寮の寮母くん。の香炉野すてあ、千の刃濤、桃花染の皇姫の稲生滸など様々な作品に幼なじみキャラクターが登場します。(ここでは省きましたがもちろん異性のみではなく同性の幼なじみも登場することが多いです。すっごく素敵だね)

 

ちなみにこの幼なじみ人気について、wikipediaを見ると

フィクション作品でよくある幼馴染同士の恋愛について、幼馴染カップルが目立つ『名探偵コナン』の研究書『コナンドリル』では好きなのに前から知った仲だと今更、面と向かってはっきりと思いを告げることは恥ずかしくできない悲喜こもごもな複雑さが幼馴染恋愛の甘酸っぱさの元で[1]、現実では幼馴染は容姿がタイプではないときちんと認識するようになったり以前は優しくても大人になると性格が変わってしまいフィクションほど恋愛には発展しないからこそ、フィクションの中で可愛く、格好よく成長した幼馴染との恋愛がよく扱われるとみている[2]

と書いてあります。わかりやすいですね。

……あれ、ここまできれいにまとめられてたら俺の駄文意味なくね?

 

それはさておき。

現実ではうまく進展しなかったりそもそも恋愛に発展しなかったり、あるいはメタ視点ではエピソードを追加しやすいなどの理由でたびたびフィクション作品で扱われることが多い幼なじみ。

しかし、いわゆるラブコメに限ってしまえば「ボーイミーツガール作品におけるメインヒロインの当て馬」、つまるところいわゆる「負けヒロイン」にされることが非常に多い印象です。

(あえて悪い書き方をしました。幼なじみは絶対に負けません)

 

どうして幼なじみは負けヒロインになりがちなのか?

次に段落では僕が幼なじみを好きな理由を交えながら、三つの項目に分けて分析していきます。

 

 

 

2.「幼なじみ」は負けません!

というわけで第二段落。

すでにタイトル詐欺したのにここまで読んでくれてありがとうの気持ちですが続けます。

 

物語における「幼なじみ」の役割はおおよそが負けヒロインです。

幼なじみが負けない作品があったら教えてください。はしゃぎます。

 

幼なじみという属性についても考えながら三点、解説していきます。

 

①幼なじみは守備力が高い

まずは一つ目。幼なじみは攻めません。守りにいってます。だから負けるんです。

いや負けないが?

というのも、ことフィクションに限れば物語のスタート地点というのは決まっています。

僕たちの人生は産声どころか様々な要素が絡み合って生まれるはるか昔にすでにスタートしており、特定のスタート地点というのはありません。

しかしフィクションに置いては物語がどこから始まるのかというのは決まっています。

 

たとえば、逃げられないデスゲームに参加してから二年がたったある日。

たとえば、魔法科高校の入学式。

たとえば、幼なじみが告白してきたのを断った後のある日。

 

物語の起承転結……その「起」というのは決められています。

ところが、幼なじみに関してはその「起」よりはるか昔に主人公に出会っているのです。

それもただの顔見知りではなく、家族ぐるみの付き合いがあったり、小さい頃からべったりだったり、時にはケンカしたり、時にはデートしたり、ポケッターリ、モンスターリ。

メインヒロインになる子はおおよそ出会いそのものが「起」になります。

つまり物語のスタートと同時に「0」から「1」になるわけですね。

しかし幼なじみは物語のスタート時点で「1」どころか「10」、「100」あってもおかしくないわけです。

 

ちょっと話を変えて、たとえ話をひとつ。

カジノでポーカーをするとしましょう。

相手の持っているチップは1枚、こちらは100枚。

ある程度ゲームを繰り返したら終了し多いほうが勝ち。

何回でゲームが終了するかはランダムです。

そんな賭けをするとしたら皆さんどうしますか?

 

 

ちょっとシンキングタイムです。

あなたならどうするか考えてみてね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考えたかな?思いついたかな?かな?

 

 

 

 

もしかして、「現時点でかなり差もあるし、攻めて負けたらやだから損が出ないようにしよう」と大きく賭けるのを避けようとした?

 

 

 

 

した?した?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい負けーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

それが幼なじみです。あなたは負けヒロインです。You lose.

 

 

そうなんです普通は守りに入ります。

野球でも点差が開いたら守備固めを出します。

人間関係でも多分そう。(僕は恋愛は全く分かりませんが)

 

「今の関係を壊したくない」……そんな思いから幼なじみは守りに入ります。

99点差を広げることよりも、今ある100点を守ろうとするわけです。

当然です。

 

しかし、幼なじみが100点を守ってる間にメインヒロインといろんなイベントが発生してしまいます。

いつの間にかメインヒロインが5点……10点……30点……70点……点数を上げていくのです。

幼なじみが今の関係性、100点を守り通したとしても時すでに遅しメインヒロインは150点を取っているわけです。

はいここでタイマーストップ。お疲れさまでした。完走した感想ですが…となるわけです。(ちなみに執筆中はRiJが開催していました。ゴルフでバカ笑いました。)

 

物語は非情です。守っていては勝てないのです。

メインヒロインは「0」、人によってはマイナスからのスタートなので失うものがありません。

なのでアプローチや発生イベントも積極的になりがちです。

しかし幼なじみというのはどうしても今の関係性を壊せないもの。

積極的に動き、もし主人公との今の友達以上恋人未満の関係性を崩してしまったら……となっちゃうんですよ。おやおや、かわいいですね。

 

ここまでが幼なじみ属性の解説一つ目。

同時に「踏み出したいけど、壊したくない」。そんな心の動きが中国四千年好きポイントでもあります。萌え。

 

 

ここから余談ですが上の100点のお話に関して、僕が好きな作品「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」は上手く書いたなあと思ってます。

 

主人公の丸末晴はひょんな会話から学年一の美人現役高校生作家の可知白草に初恋をします。

この時点で白が50点ぐらいでしょうか。

時は流れて次の年の夏休み、末晴の幼なじみ志田黒羽はなんと末晴に告白をします。

しかし末晴は「好きな人がいるから」と黒の告白を断ってしまいました。

この時点で100点が30点ぐらいになっていたわけですね。

そんな中、末晴はなんと意中の白に彼氏がいるらしいことを知ります。

しかも相手は完璧超人の先輩。

ここで末晴は黒にそそのかされたのもあり、白への「復讐」を図ります。

この時点で黒は50点に戻り、白は30点に落ちるわけです。

しかし「復讐」の準備のさなか、実は白に彼氏がいるのは末晴の気を引くための嘘であり、本当は小さい頃に末晴と出会ってからずっと片想いをしていたということが判明します。

ここで白は50点に戻り、黒と並びました。

そして迎えたX-DAY、「告白祭」というイベントでステージの上で告白をすることになった末晴が選んだのは──────────

 

という「起」になっています。(続きはアニメか原作でね、原作読みたい人はお貸ししますので言ってください)

まさしく上で説明した守り、点数の話なのですがことこの作品においては「幼なじみ」の黒が守りに入らないというところです。

なのでどちらがより近づいた、あるいは失敗したの駆け引きが発生するわけですね。

ちなみに各エピソードの最後には末晴の親友・甲斐哲彦と白の彼氏役を演じてた阿部充との会話で実際にこの「点数」のまとめの話が差し込まれます。

 

幼なじみが登場していながら、今までの関係には頼らず攻めていく姿。

キャラクターの造形は典型的な「幼なじみ」でありながらも既存のものとは大きく違う志田黒羽は、僕が思い描く理想の幼なじみなのです。

 

余談が長くなりました。

幼なじみは守りに入りがちだけど、攻める幼なじみもいいよね~って感じです。

次行こうぜ。

 

 

②幼なじみは想いが重い

ダジャレじゃないです。

皆様は昔から好きなものってありますか?

僕は小学校低学年の時からずっとポケモンが大好きで、新作が出るたびにウキウキしながらプレイしてます。(なのに剣盾のDLC買ってないんだ)

昔からずっと好きなので、BUMP OF CHICKENさんのアカシアのコラボ動画を見ると人生の思い出がたくさんこみあげてきてしまい引くほど泣きます。

 

ちなみに動画はこちらです。

 

というのはさておいて、ずっと好きなものに関しては「好き」の気持ちというのは大きくなりがちなものです。

これは人間関係も一緒で、長らく片想いしている相手にはその「好き」の気持ちは大きくなるのだと思います。(実は人間に片想いしたことないのでわかりません、知ってる人おしえて~)

 

つまり、幼なじみというのは感情が重くなる生き物なのです!!!!

萌え~~~~。

一緒にいる時間が長ければ長いほど、良いところはよりよく見え悪いところはより悪く見えるものです。

それでも一緒にいるということは良いところに対して抱く感情が悪いところに抱くマイナスの感情を上回ったということの証左でもありますね。

幼なじみキャラによくある「そういうところが好き or 嫌い」も、良い点悪い点がよく見えているからこそのセリフと言えるかもしれません。

 

ちなみに良い点悪い点がよく見える結果、主人公のだらしなさが際立って「あいつには私がいないとダメだ」という感情の発生につながります。素晴らしい。

悲しいことに、どれだけお世話してて主人公に感謝されていようと、それ自体が主人公からの恋愛感情にはつながらないことがほとんどですが……。

 

総括すると、長い年月を共にしてるからその分想いも大きくなっているということです。

中国四千年は感情の大きいキャラ(恋愛問わず)が大好きなので、ここも好きポイントに大きく加味していますね。

 

③幼なじみは健気

読んで字のごとく。

幼なじみというのは健気な子が非常に多いです。

 

好きの気持ちが募りに募った結果、主人公が幸せになれればそれでいいと身を引く子もいたりします。健気。

でも身を引くことを決めたのにやっぱり好きであきらめきれなくてもやもやする子もマジでかわいいですよね~~~~~~~~!!!!!!!!!最高。

 

これに関しては①とある程度共通をしているのかなとも思います。

今ある100を壊すぐらいなら、いっそこのままでいい。

たとえほかの子と幸せになっても、私には積み上げた100があるから。

という気持ちがあるのかななんて思ったり。

健気でいいですね。

時間の長さゆえに恋からもはや愛に昇華している子も多いからというのもありそうです。

 

幼なじみは往々にして

・お世話好き

・優しくて面倒見がいい

という属性が付きがちですから、その優しさから作品によってメインヒロインが主人公を好きなことを知って自ら譲ったりもします。健気。

そういう女が大好物なので、ここも中国四千年好きポイントですね。

幼なじみではないですがソードアート・オンラインリズベットが典型的なそれです。

 

ここの段落は短いですがこんな感じ。

 

 

2.5.幼なじみの妹

まとめに入る前にちょっとおまけの説明。

幼なじみヒロインには、妹がいることが多々あります。

実は中国四千年、幼なじみヒロイン単体でも狂うほど大好きなのですが「幼なじみの妹」が出現するとさらに狂います。発作起こしてフォッサマグナになります。

理由をかいつまんで説明すると、基本的には姉が先に主人公のことを好きになっているのを知っていることが多いです、妹。

 

そういう場合基本的に姉の恋路の手助けをすることになるのですが、実は妹も内心で自分も主人公のことを好きになります。

姉が惚れるような人柄だったら妹もそうなるよな……しゃーない。

 

でも、妹にとってはもちろん姉の方が大事ですから、姉の恋路を応援するのですが……触れていくうちにどうしても好きの気持ちを抑えきれない。

 

しかし家族ぐるみの付き合いで妹にとっても主人公は兄のような存在、「○○兄ぃ」なんて呼んでる子もいますよね。

逆に、主人公からしても本当の妹のような存在になっているわけです。

なので、好意を伝えるような行動をとっても親愛のそれか、子供ゆえの一時的な熱と取られてしまいがちなんです。

 

結局想いは伝わらない、姉のことを想うと直接伝えるなんてできない……と悩むうちに、主人公への想いを胸にしまうことを決めます。

そして、甘酸っぱい初恋は終わり…………。

 

というイベントが発生するんですよ、幼なじみの妹。

そもそもが妹も幼なじみ属性なのに、それを妹属性とでオーバーレイネットワークを構築した結果最強の健気な片想いがエクシーズ召喚されるわけです。

 

ガチで好きです、マジで狂う。

 

ちなみにこの幼なじみの妹、前述のおさまけにも出てきます。

志田黒羽の妹3人、碧、蒼依、朱音はアニメだとほんとにサブキャラなのですが原作だとなんと末晴への淡い片想いがめちゃくちゃしっかり描写されています。

この妹たちの恋路に狂っているゆえに原作読んでるまであります。

ここに興味ある人は原作読んでね。貸します。

 

あと、先日買った「幼馴染の妹の家庭教師をはじめたら 疎遠だった幼馴染が怖い」(おさかて)にもこの健気な幼馴染の妹、高西まなみが登場します。

こちらの作品も幼なじみ好きにはお勧めですので、ぜひ読んでみてください。

 

というわけで「幼なじみ×妹=最強の健気な片想い」の数式についてのおまけでした。

本当に幼なじみの妹がよくて……。

おさまけもおさかてもよろしくお願いします。

 

 

3.おわりに

まとめブログ書くかともったら長々と幼なじみについて語ってしまいました、大変申し訳ございません。

真面目な文章書くのが恥ずかしかったんです、許してくださいなんでも島田課長。

冒頭でも書いた通り、関わっていただいた皆様に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

皆様のことが大好きです。本当に。でっかいラブ。

僕が大好きな幼なじみに関してはある程度語れたので、次のブログこそ真面目な内容にしたいですね。

改めてここまで読んでいただきありがとうございました。

あと二日で今年も終わってしまいますが、来年も、その先もずっとずっとよろしくお願いします。

こんなダメな自分とかかわってくれる優しい皆様のことが本当の本当に大好きです。

それでは、よいお年を!!!!!

あとおさまけとおさかてをよろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

中国四千年

 

 

 

 

 

すみません本当にラスト

幼馴染がかわいい作品(アニメ・ラノベ・ゲーム等)がありましたら、中国四千年のツイッターアカウントまでリプライ・DMで教えてください。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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Ch4i(中国四千年) (@Nozomi_kasa_ki) | Twitter

 

紹介した作品

幼なじみが絶対に負けないラブコメ(おさまけ)

dengekibunko.jp

 

幼馴染の妹の家庭教師をはじめたら(おさかて)

fantasiabunko.jp